銀杏の徒銷な備忘録

御勧め、趣味、考察などをだらだら書いてます。何かの役に立ちますように。。

読書感想:「0才から100才まで学び続けなければならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書」

 

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どもです。銀杏でござんす。

 

今回は読書感想です。

 

なんとなく御勧メには小説を、みたいな感じになっていたけれど、小説の感想も書こうかな~と思っています。

 

またぼちぼち刷新していきます~

 

ってことで、今回は落合陽一氏が出した「0才から100才まで学び続けなければならない時代を生きる人と育てる人のための教科書」の感想書いていきやしょ~。。(以下ゼロヒャクと称す。。。)

 

概要

 この本を書きあげた落合陽一さんは、データサイエンティストでありアーティストであり・・・って感じの肩書たくさんある系のお方なのですが、全部の肩書にすごい実績が伴っていて怖いです。

 

現在筑波大で准教授と学長補佐を確かやっています。詳しくはwiki参照。

 

ja.wikipedia.org

 

 そして今回紹介する「ゼロヒャク」は、今ような時代、所謂人生100年時代を生きるわっしら、学ぶ立場、また教える立場にある人に向けた彼からのメッセージのまとめみたいな感じです。

 

彼もまた教育者であり、そして研究し続けている研究者でもあるため、両者の視点からきちんと解説が成されています。

 

学ぶためにも教えるためにもこの本は読んでおきたい

 

読み終えた感想はこの一言に尽きます。

 

 内容は、大きな章立ては3つで、その中の小問に落合さんが応えているという形式です。

 

第一章は~幼児教育から生涯教育まで~「なぜ学ばなければいけないのか」

 

中の小問は、子供に「なぜ学校にいかないといけないの?」と言われたら?

 

プログラミングの早期教育は必要ですか?

 

英語はいつから始めればいいですか?

 

就職には文系より理系のほうが有利ですか?

 

など、教育に関しての疑問に対してのアンサーがメインになっています。

 

第二章は、落合陽一はこう作られた・どんな教育を選び、どう進んで来たか、生育過程

 

内容は、筆者の落合陽一はどうして作られたのかが幼児期から今まで受けた教育や選択した教育の概要と内容が記されています。

 

第三章は、学びの実践例・「STEAM教育」時代に身に着けておくべき4つの要素

 

内容は、STEAM教育が主流となりつつある現代社会において身に着けるといい要素を教えてくれています。

 

具体的には、言語・物理・数学・アートの4つの要素がなぜ必要なのか、です。

 

すべて知っている人なら知っているような内容なのですが、改めて別の視点から学びなおすのも良いかと思われます。

 

正解のない問題に対して独自の答えを探すというプロセス、抽象的な問題を具体的に落とし込んでいくような思考を身に着けるためのヒントが丁寧に書かれているというのが一番近いかなという感じです。

 

こういった考え方は大学で身に着けるもののようなのですが、別に大学に行かずとも身に着けることができます。

 

大学に行っている人は学びをより具体的に。

 

大学を卒業した人はその力がついているのか明確に。

 

大学に行っていない人は大学に行けばつく力をつける機会に。

 

大学に行く前の人は、先に大学で何を身につけるべきかを知るために。

 

色々な人が読んで得する内容であると思います。

 

こうした考え方みたいなふわふわした内容を学べる本ってあまりないのかなぁと思います。

 

第一章での内容なんかは、割と答えが欲しい親御さんも多いのではないでしょうか?

 

特に、何故学校に行かなければならないのか。

 

これに対して、自分がそうだったように、行かなければならないからとか、まともな大人になれないからとか、そういった返答をしている方が多いのではないかなと思います。

 

実際、わっしもそういわれて育ちました。

 

ただ、さすがに大学にまで進学すると、なぜ学校に行っているのかくらいは考えますけどね。

 

それを踏まえて、やはり理由は自分で考えて納得しないといけない。

 

そうなると、なぜ学校に行かなければならないのかを考えさせるのがネックになりますね。

 

 かといって、引きこもらせてしまうのは・・・という方も多いかもしれません。

 

特に、小中学校の教育に対して家庭教師を雇うなんて選択肢は、一般的な家庭ではできませんよね。

 

だからこそ、何故学校に行かなければならないのかを考える、または考えさせる一つの答えを頭に入れておくのは無意義でないと思います。

 

教師になるひと、親になるひと。

 

結局最後は教える立場になります。

 

相手にどういえば理解してくれるか、自分で考えてくれるようになるかを考えて教育しなければ全く意味がないと思います。

 

伝わらなければ、言葉でさえ何の意味も持ちません。

 

また、第一章では、上記には紹介していませんでしたが、「ロジックでは解決できない、佇まいで判断する力を研ぎ澄ませる」なんていう抽象的なことも書いていたりします。

 

彼はアーティストでもあるので、こうしたアート的な審美眼の研ぎ澄ましも大事だよ。と言っています。

 

これは、第三章のSTEAM教育に通じています。

 

STEAM教育Science Technology Engineering MathematiosというSTEM教育にArtを加えたもので、世界的にそうした教育に力を入れるべきだという流れができています。

 

科学、技術、工学、数学、美術。

 

これって、所謂文系理系で言えば、美術以外はバリバリの理系ジャン。。。

 

って、思ったひとがいるはず。

 

やっぱり文系って・・・となるのは早計です。

 

第一章においてその文理に分けることに対しての彼のアンサーがきちんと書かれています。

 

文系・理系の二分論に関して

 

「文系・理系のフレームにとらわれず、自分のポジションを取ることを考える」としています。

 

文理にこだわらず、自分の独自性を磨くのが良いよって感じです。

 

仮に理系だったとしても、理系と呼ばれる人たちはたくさんいます。

 

文系だって、いろいろありますよね。

 

更に言えば、別に文系が数学をすることもできるし、理系が文学をすることもできますよね。

 

要は、そうした枠にとらわれたステレオタイプ的な視点を自分に当てはめて、自分で選択肢を狭めているってことです。

 

すべての人間を二分論で語る事自体ナンセンスです。もっと自分というアイデンティティを確立して、他の誰でもない自分の形成が重要だということです。

 

そして、自分は理系だとか文系だとかいう位置や立場ではなく、自分は自分だという独自の位置取りをすることが、これからは大事になるよと、わっしはそういう捉え方をしました。

 

実際、文系に進学したからといって数学を避ける人間は少なくありません。

 

自分から選択肢を狭めているんです。

 

わっしも数学は苦手だなと思っていましたが、自分の興味のある分野に必要となったら、それを使うためのツールとしてとっても便利だと気付き、苦手意識はなくなりました。

 

今までなんでもっと数学やってこなかったんだと思いましたね。。。

 

数学は数式や公式というより、考え方を学ぶ学問だと思います。

 

なぜこうなるのかを考えていけば、公式を暗記するよりも楽に数学を学ぶことができます。

 

わっしは暗記が嫌いで嫌いで仕方がないので、中高とテスト前に公式を覚えるのが本当に嫌でしたしね。もう少し柔軟に考える頭があればよかったのに。。。なんておもいましたとさ。。。

 

・・・

 

 

・・・すこし個人的な話が出ましたね。すみません。

 

とまぁこんな感じです。ざっくりざっくりですけどね。

 

感想を書くのは楽しいし、何を感じたか文字で起こすことで自分で再確認できるし、良い事ずくめなんだけれども、どこまで内容に踏み込んでいいのかのラインが曖昧で怖いんですよね。。。

 

てなわけで今回はここらへんで。

 

また次回。

 

 

 

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