読書感想:「マッキンゼー流 プレゼンテーションの技術」
どうも、銀杏でございやす。
ブログの形式を少し刷新しようかなと画策しています。
わっしが長々と書いていくよりも、やはり対話式のもののほうが伝わりやすい内容というもの出てきたり、今のスタイルはどうなのか。。。
色々ブラッシュアップして、読んで楽しいブログを目指します。
まぁせっかくブログを始めたのですから、色々試してみよう。。。て感じで。
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さて、今日はビジネス書?指南書?カテゴライズがいまいち分からないのですが、マッキンゼー&カンパニーのジーンゼラズニーさんが書いた「マッキンゼー流 プレゼンテーションの技術」を読了し、実践も少し終えたので紹介していきます。
最初に結論を申しますと、この本を読んだからといって、プレゼンテーションが格段に良くなることはありません。
どんな事においてもうまく見せるコツや上達のハウツーはありますが、結局は実践を重ねて改良していくしかありません。
すぐに実践でき、上手く見せることが出来る内容もありますが、それだけを身につけても本当の意味での上達にはならないでしょう。
なので、しっかり内容を理解し、実践することで、確実にプレゼンテーションのレベルは上がっていきます。
ある程度プレゼンテーションに慣れている人でも見落としがちな点などもあるでしょう。
この本自体少し古いので、今は使わない機材などの記述もありますが、それは現代の技術に置き換えて考えるとよいかと思われます。
では、少し内容の紹介をしていきます。
この本は全部で4部構成になっており、1~3章、そして最後にまとめがあります。
その本編の前には、聞き手の権利宣言と呼ばれるものがあり、プレゼンテーションを行うにおいては、話し手は聞き手の権利を尊重しなければならないとゼラズニー氏は言っています。
何故自分がこのプレゼンテーションを聞かなければならないのかを知る権利、考える時間を与えられる権利、いつ終わるのか明確に知る権利・・・
こうした内容が記されています。
この内容はあくまで、話し手が聞き手に対して配慮すべき内容で、聞き手が話し手に求めるモノではないことは注意すべきだと思います。
お客様は神様精神と同じで、権利を主張し始めるとおかしなことになるので、その辺りはしっかり意識しなければなりません。
知っているからといって、高慢になっていいわけでは無いのです。
では、次に本編の内容を章ごとにすこーしだけ紹介していきますね。
第一章では、状況を明確にする技術が説明されます。
そもそも、何故プレゼンテーションをしなければならないのか。
それは伝えたい内容があるから、ですよね。
プレゼンテーションの目的を明確にし、伝えたい内容が聞き手にしっかりと伝わるようにしなければならない。
これがこの本の軸になります。
この章には、聞き手の分析、それによってどの程度の内容にするのか、どのような内容にするのかを決めていく事・時間の設定・機材媒体の選択が書かれています。
基本的な内容ですが、根本的なことにこそ見落としがありがちです。
分かってるよ。ということも多いですが、「あぁ、盲点だった」ということも。。
次に、第二章は、プレゼンテーションの設計について。
これは第一章でプレゼンテーションを行わなければならない理由が記されていました。
なので、この第二章では、プレゼンテーションを行うことは決まった。なら資料の作り方を教えよう!って感じです。
何を伝えたいのか。プレゼンテーションにて伝えたい軸を決定し、全体の流れを作り、それに沿って内容を詰めていくんだよ。
そして、オープニング・エンディングの作成なんかは念入りにね。
なんて言う、資料作りの基礎が記されています。
終わり良ければ総て良しといいますが、プレゼンテーションは始まりから気合を入れないと、誰も聞いてくれません。
資料作りからプレゼンテーション成功の可否は決まってくるんだよ。って事です。
序盤の聞き手の権利宣言にあったように、聞き手が聞きたい内容を資料に入れようね。
ということも書かれています。
第三章は、プレゼンテーションを実際にやってみようという内容です。
プレゼンテーションを行うにおいての心構え、リハーサル、機材の確認、そして、実践的なエッセンス、資料の活用、質問に対して・・・
など、この三章は内容盛りだくさんです。
わっし的には、この本は聞き手の権利宣言と三章がすごく参考になりました。
三章では、本番前に意識しておくべき内容がピックアップされているので、この本を読んでプレゼン資料を作り、いざ実践。で終わりではなく、完全に身につくまでこの本は役に立つでしょう。
まとめは、プレゼンの前に確認しておくべきことがチェックリストになっています。
本番が近づいて来たら、三章と合わせて読むといいと思います。
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この本は、一冊通して主張が、聞き手に聞きやすいようにするための技術になっています。
話し手が話したい内容を話すことではなく、聞き手が聞きたい内容を話す事が重要だとゼラズニー氏は主張しているのです。
良いプレゼンテーションだと言ってくれるのは、聞き手です。
なので、聞き手を尊重し、聞き手が聞きたい内容を伝えなければなりません。
話し手が幾ら話が上手かろうと、聞き手に興味がなければ評価されませんよね。
聞き手贔屓な本ですが、それは良い話し手に求められる根本的な心構えです。
プレゼンテーション初心者から上級者まで。
この本は読むタイミングによって受け取る印象が変わる本の一つだと思います。
プレゼンテーションに不安がある人。
プレゼンテーションに自信があるのに、評価がそれに伴わない人。
様々な人にお勧めできます。
あなたもプレゼンテーションをしなければならない場面に陥ったのなら、少し勉強してみませんか?
- 作者: ジーン・ゼラズニー,数江良一,菅野誠二,大崎朋子
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2004/12/10
- メディア: 単行本
- 購入: 9人 クリック: 157回
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では今回はこんな感じでおわりです。
また次回。
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