近年増加傾向にあるサブクスリプション方式と海賊版サイトの利用は何故減らないのか?
どもです。
銀杏でございます。
そろそろブログを初めて2か月くらいになるのに、見てくれが少し味気ない。。。
ちょっとCSSとか勉強しないとな。。。
てな感じでちまちま色々なことに手を出すのでした。。。
・・・
今回は最近爆発的に増えている、プラットフォームなどのサービス料金形態のサブスクリプション化について少し思うところを話して行きたいと思います。
サブスクと聞くと、何が浮かびますか?
良く分からない。若しくは聞いたことがない人もあるかと思われます。
なので、まずはサブスクライブとサブスクリプションの定義と違いを確認しておきましょう。
サブスクライブ-subscribe...署名する
つまり登録制のサービスなどに登録する行為自体を指します。
サブスクリプション-subscription...予約購読、年間購読
サブスクリプションについては、サブスクリプション本来の意味と、サブスクリプション方式というビジネスモデルとしての意味があります。
サブスクリプション形式とは、買い切りではなく、利用期間に応じてサービスに対する料金を支払う形式のことを指します。
youtubeとかで、サブスクライブ!みたいに書いているのは、「登録して!」みたいな感じの意味で、サブスクリプションとは、サービスに対する支払い方式の事です。
サブスクといわれると両方浮かびそうですが、基本的にサブスク=サブスクリプションのことであると考えるのが順当でしょう。
さてさて、なんとなくサブスクについて理解したところで再び本題に参りましょう。
最近というよりは、何年か前から着実に増えてきていますよね。
わっしが初めにサブスク料金形態を認識したのが、ニコニコ動画だったと思います。
それから、初めてサブスクに登録したのはApple Musicです。
高校の時はそういうサブスク形式は勿体ないとしか思ってませんでしたが、月500円だか1000円をケチるのを大学に入って辞めました。。
まぁ、大学に入ってからのほうがお金ないんですけどね。。。
じゃあ何故、サブスク形式のサービスの利用を開始し始めたのか?
無料のブラック寄りのグレーのアプリやサイトの利用を辞めたのが切っ掛けです。。(普通に違法アプリやサイトの利用者でした。。。)
流石にそういう違法なのか違法でないのかよくわからないサイトを成人になろうかという人間が使うのは憚られますからね。。。
また、そうしたサービスを利用することに対してなんの抵抗も、利用してはいけない論理もわかっていませんでした。(許したげて。。。馬鹿なのよ銀杏は。。。)
それに気づいたのは、高校二年か三年くらいだったと思います。(おそい。。)
それは忘れもしません。
漫画村というサイトを友人が見ていたことに起因します。
わっしはちまっこい頃から親からジャンプを読まされるという英才教育を受けていたので、高校に入って親が買わなくなってきたときも、バイト代から捻出して毎週月曜日に学校帰りジャンプを買っていました。
その時は、ジャンプを240円で買っていたと思うのですが、それを勿体ないとは全く以て思っていませんでした。
しかし、その行為を勿体ないと指摘する人あり。
その人の名を漫画村利用者と言いなむける。
漫画村利用者は多数おりました。
聞く話によると、サラリーマンさえもが利用していたと言います。
そんな状況を目の当たりにして、初めて無料のアプリや海賊版サイトと呼ばれるものについて考えました。
わっしはジャンプが読みたいから買っている。
ジャンプを買うことによって、ある程度は作者に還元されるだろう。なんてことも考えたりします。(極僅かだけどね。。)
しかし海賊サイトはどうか?
読者は無料で読んでいて、広告収入はそのサイトに。著作者には何の利益もない。
宣伝になるなどと訳の分からない反論もあったが、全く以て意味不明である。。。
こうした海賊版サイトは著作権侵害に当たるし、著作者への損害もある。(当たり前だけどね)
https://www.asahi.com/articles/ASKD7355JKD7UBUB001.html
・・・余談・・・(読み飛ばしてもOK)
勿論、法を犯す人間すべてが悪であるとは限らない。
「地裁が泣いた介護殺人」10年後に判明した「母を殺した長男」の悲しい結末 | デイリー新潮
法は移ろいゆくもので、実際その当時では死刑であったものも、違憲判決が出た例などがある。
YOUTUBEなどの音源をダウンロードすることを禁止されるまでは、損害はあったのにも関わらず、法律が定められるまでは無罪だったのだ。
また、罪刑法定主義を遵守している限り、過去に遡って罰を与えることはできない。
罪の意識もなく、犯罪に加担していた人間が多くおり、さらに知って使っていたものも多くいるのも事実だ。
国は、そうした新たな手口の犯罪に対して絶えず罪の規定をすることで著作者などの利益を守っているのであります。。
・・・余談終わり・・・
年々(こうした)規制が進み、無料が使えないなら、月500円か1000円くらい払うか~。。って成る人もいれば、他の海賊版サイトに移る人までいます。
彼らに足りないのはやはり経済や法律に関する知識や理解でしょう。
以前わっしが書いた記事の「「それ原価??円だよ」という指摘の無意味さ、原価にまつわるお話。」に出てくる原価という概念を理解していないのに、原価を引き合いに出してしまう人たちと同じ層の人たちであるといえるでしょう。
www.ittyou-ichou-iroiroblog.work
自分がそれをすることによってどんな損害が起きているのかとか、起きるのだということが分からない。
若しくは考えないのでしょう。
こうした知識は、義務教育で獲得出来るものではありません。
「考えればわかるだろう」という意見は無益だと思います。
前提として、すべての人間は理解に至るプロセスから着眼点も異なります。
似通った人間はいても、思考回路が全く同一の人間はいません。
そういった人間は、大概どちらか、若しくは両方が意見に迎合しているだけなのです。
国はこうした被害に逐一あたふたするのではなく、こういった事態が起こる前に防ぐ方法を画策すべきなのではないかな。なんて思います。
勿論、国に勤めている公務員及び官僚の方々は100%わっしよりも頭が良いので、「そんなことわかってんだよっ!」って感じでしょうがね。。。
しかしこういった議論をするのは無益ではありません。(多分。。。)
しっかり議論することによって、誰かの目に止まって、現実になるかも知れない。
何の意味があるの?という前に、考えることが大事でしょう。
結局、この海賊版サイトの利用者と、原価~円発言者は、それによって何が引き起こされるか考えていないのです。
海賊版サイトの利用者の場合は、無料で漫画読めるサイトがある→読む。
原価~円発言者の場合は、原価~円で、販売価格~円。原価率が低い→ぼったくり
上記に共通するのは、情報から行動(発言)までに思考というプロセスが欠けていることでしょう。
もし思考プロセスを挟めば、無料で漫画が読めるが、これはどういう仕組みで無料で読めるのか?→違法アップロードされている→作者にはお金が行かず、違法アップロードを行っている不法者にお金が行く→良くない→読まないようにする
原価は~円で販売価格は~円であるが、これは利益率が低いから原価率を下げなければ商売が成り立たないのではないか?(利益が出ない。)→なら原価率が低くても、それは費用がその分多いとも考えられる。→この原価と販売価格の設定はなんらおかしくはない。
・・・まぁ結論は、それでも読む。とか、それでも原価率が低すぎる。という人もいるかもしれませんし、結局は推測妄想の域を出ません。
勿論、わっしが正しい訳ではない。。。
しかし正解がないのだから、各々の正解を導きださないといけない。
だからこそ考えるという事が重要だと思います。。
・・・
近年規制されていく違法サイト、増加傾向にあるサブスク(定期購読)型の料金形式。
これは対になっていると考えられます。
著作者やその他サービス提供者の利益の保護という観点の規制。
著作者やその他サービス提供者の利益拡大という観点の料金方式。
つまり、損害を抑え、更に利益を増やすことに注力しているということです。
漫画の話で言えば、漫画村設立以前からこうしたサイトは存在しており、漫画村の台頭によって世間にその違法性と漫画家の不利益を知らしめさせたことにより、ある程度の層に違法である旨の周知ができた。(著作者等の利益保護、損害の抑え込み)
加えて、漫画本は年々売り上げは下降傾向にある。
それは、おそらく電子書籍の登場も大きく関与しています。紙代も、印刷代もかからないので、紙媒体の漫画本よりも安価に提供できるということが大きな要因かと思われます。
そうした著作者やその他サービス提供者は、どうすれば継続的な利益の増大が出来るのか考えたのでしょう。
買い切りのサービスは、買った後いつ使用をやめても、販売者側は関与しません。
しかし、サブスク方式のサービスは、顧客が使用をやめてしまうと、利益が低減します。
顧客は、毎月若しくは毎年料金を払っているから、そのコンテンツについてその価格分払い続ける価値があるのかを料金の更新のタイミングのみでなく、使用している間考え続けて、しっかり見極めます。
そして、もし使用し続けるメリットが見当たらなければ解約、若しくはクレームを入れるでしょう。
クレームがなくても、何かしらのアクションの後顧客が減少すれば、それが原因であると安易に推測できます。
こうした点をみて分かるように、サブスク方式のサービスには、PDCAサイクル(*1)を回すという点において買い切りのサービスに比べて優れています。
継続的な利益・PDCAサイクルの回転という少なくとも二点において従来の買い切り型のサービスよりアップグレードされていると言えるでしょう。
問題なのは、そうしたサブスク方式に抵抗のある人間の存在でしたが、AppleMusicやYouTube、Amazon、NetFlixなどの普及しているサービスにおいてこのサービス方式が取り入れられることによって、サブスク方式への抵抗は少なくなったように思えます。
毎月金をとるとか。。。と思っている人は、なぜこの方式を取り入れる必要があるのかを考えてみるのもいいでしょう。
そうした考えの人が圧倒的に多数であるなら、商売は成り立ちません。
結局、利益が増える見込みがあるからこうした方式を取り入れるのです。
物事を見る目の解像度を上げたり下げたりすることで、色々なものが見えてくるはずです。
・・・
さて、海賊版サイトが何故減らないのかについては、もうここまで読んだ方ならもう自分の中である程度の結論が出ている事でしょうが、一応銀杏なり結論を述べます。
海賊版サイトの利用が減らないのは、利用者がなぜ無料なのか、なぜ読んではいけないのかなどを考えないから。
であると結論付けたいと思います。
皆さんはこうした問題の裏には何があると思いますか?
教育、スマホの爆発的な普及。。。
自由なインターネット環境と自由な利用環境。
自由な空間のなかで必要なのは利用者のモラル。
それが欠けていれば、規制される。
規制規制の裏には何があるのか。。。
暇なときにぼけーっと考えたりするだけでもいいと思います。。。
わっしは、間違ってるだとか、頭が悪いとかは関係ないと思っています。
考えることに意味があると思うからです。
では、今回はこの辺で。。
結構長くなってしまった。。。
また会いましょう。。ノシ
ブログに登場するキャラ達は定期的にアップグレードしたいと思います。。
(*1)PDCAサイクル…Plan 企画・発案 Do 実行 Check 見直し Action 改善というサイクルを回していくことによって、より良いサービス、モノにしていくための概念。