銀杏のイチオシ⑦「戦国妖狐」
どもです。
銀杏です。
本格的に寒さが来ており、手が悴むという現象が久方ぶりに体験できる気温になってまいりました。
キーボードを打つ指が辛い。。。
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今回は、戦国妖狐という作品を紹介したいと思います。
作品の詳細な情報はwikiに任せましょう。
作品の概要、読み終えた感想などを今回は書いていきます。
物語の舞台は戦国時代。
そこには人間だけでなく、闇(かたわら)と呼ばれる存在があった。
闇は所謂妖怪みたいなものです。
主人公は誰、というよりは主要メンバーで主観が入れ替わるという感じの話の進み方で、各々の観点から話を読み進められるのがすごく面白い点です。
主要メンバーは、山戸迅火、たまの二人から始まります。
山戸迅火は人間なのに人間が嫌いな変わり者。却って闇には好意を示し、自分も闇になりたいと思っている。
たまは妖狐という闇で、キツネの耳が生えていて、人間が好き。
(へたっぴですが描いてみました。これがたまです)
そして、所謂ロリババアで、見た目は10歳行くか行かないかくらいの少女の見た目をしているのですが、実年齢は100歳を超えている。
この二人は力を合わせるととても強く、悪いことをする人間や闇を懲らしめながら、迅火は闇になるために、たまは世直しのために旅をしていた。
物語の初めに、主要メンバーとなる兵頭真介との出会いが訪れる。
彼は農家出身で、特に剣が使えるわけでもないのに剣を携えて武者修行をしている。
彼はその道中で各々の目的で旅をしている迅火とたまに出会い、仲間にしてくれと頼みこむのだった。
そして、仲間を増やしたり減らしたりしながら、旅は紆余曲折し、進んでいく。
見どころは、迅火の変化と真介の成長です。
この物語はすごく優しくて、ときに残酷です。
闇と人間では生きる時間が違うので、時間の観念が違ったり、その区分によって互いに勘違いをしていたりする。
分かりあうときも訪れれば、ぶつかり合うときも訪れる。
戦いと和解を繰り返しながら、進む物語。
人間臭い真介に引っ張られる迅火、たま。
迅火とたまの闇との関わり方に、固定観念を改めていく真介。
物語が進むにつれて、精神的な成長が著しく感じ取れます。
物語の節々で心にグッとくる何かがあります。
また、この作品は十人十色という言葉がよく似合う。登場人物とそれぞれの魅力に引き込まれていくような作品でもあります。
読み終わった後も、この世界の続きが見たいと思いました。
終わり方も良く、尾を引くような余韻に浸れます。
また、この戦国妖狐は2部構成で、1部と2部では主要メンバーが若干入れ替わるが、登場人物は変わりません。
わっしは漫画BANGというアプリで読んだのですが、その他色々なところで読めますので、ぜひ読んでみてください。
わっしは内容にとても満足したので、単行本を買いそろえようと思っています。。
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では今回はこの辺で。
またお会いしましょう。