銀杏のイチオシ②「また、同じ夢を見ていた」
はいどうも〜、銀杏でございます。
皆さまは、連日どんな事でストレスを貯めているでしょうか?
この現代社会において、ストレスを感じない日は皆無でしょう。 朝起きる、天気、渋滞、満員電車、人間関係……
挙げるとキリがないですが、わっしが人生の中で一番ストレスが溜まると感じたことは、「クラッシュロワイヤル」と言うsupercellのゲームです。
多くは語りません。分かる人は分かるはず。わからない人は是非やってみてください。(精神状況がよろしくない方は手を出さない方が良いよ)
さて本題と行きましょうか。
銀杏のオススメ小説〜!パチパチ〜と言うことで、夏休み遊びに遊んで、本を読んで。色々しました。
しかし、何処へ行ったやらを具体的に描くと面倒なことに成りかねない。なら、読んだ本の良いところとか、書いてこ〜って感じっす。(ネタがね、なかなか浮かばないんだね、銀杏さん)
後、今度オカルト系とかも纏めてみたりしようかな〜なんて思ってます。結構好きなんですよ。
はい、話逸れすぎですね。タイトル言っちゃいましょう。
「また、同じ夢を見ていた」です。
また、同じ夢を見ていた
これは、「君の膵臓を食べたい」で一世を風靡した住野よるさんの作品の一つです。(君の膵臓を食べたいもそのうち)
主人公はとっても賢い小学生の少女。(ロリコンの方は深呼吸お願いします)
主な登場人物は、主人公の両親、とっても綺麗で賢いアバズレさん、お菓子をくれて面白い本をいっぱい知ってるおばあちゃん、面白い物語を書けるのに、それを誇らない、誇れない女子高生の南さん、いつも家の外で待ってくれている猫ちゃん、そして何人かのクラスメート。これらの人物と、少女の周りに起こる不思議なことを経験し、”成長“する物語。
主人公は小さい少女ながら、とっても賢い。でも、少し背伸びするようなシーンなんかもあって、とても可愛い。
そして、何より住野よるさんのセンス溢れるジョーク。主人公の少女の口癖は、「人生とは〜のようなもの。」で、いつも周りの人は瞬時に回答が出せない。そのため、「どう言う意味?」と聞く。すると、少女の口から2つ以上の意味を持った解答が成される。
まぁ、いわゆる謎かけだ。「どう言う意味?」=「その心は?」と置き換えて貰えばだいたい想像がつくだろうか。(どうなんだろう)
うーむ。流石に、これは一部抜粋したいところだけども、ネタバレじみた事はしたくない。そこの謎かけ部分の「お〜っ!」と言うのも楽しんで欲しい所の一つなのだ。 全く関係ないが、わっしは遥か昔に消えていったお笑い芸人の「ねずッチ」を思い出してしまった。(youtuberやってるらしいよ)
さて、住野よるさんの作品を読んだことがある方なら分かるかもしれないのだけど、彼の作品は、タイトルの伏線回収が凄い。ワンフレーズでこちらを「あっ」と驚かせるような構成を、なんら矛盾なく作り上げる。
終わり良ければ全て良し。これは良く耳にする言葉だが、小説は始まり方と終わり方が勝負だと思う。もちろん中身も大事だ。中身も含めてラストどう締めるのかに掛かってくるのだから。
しかし、人を惹きつける始まり方、そしてカタルシスを感じるような終わらせ方をするのは綿密な計算が必要だ。
特に、タイトルまでも巻き込んだ終わらせ方は圧巻の一言に尽きる。
ラスト、恐らく、この物語の終着点は読み進めているうちに判ってくる筈だ。「あぁ、こうなるんだろうな」と。しかし、この小説には驚かされた。最後の一行を読み終えた後、貴方は、きっとこの本をもう一度開き直すはずだ。
何故かって?
それはsub rosa。理由を知りたい方は、ぜひご一読を。
また、同じ夢を見ていた(1) (アクションコミックス(月刊アクション))
- 作者: 桐原いづみ,住野よる
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2018/03/12
- メディア: コミック
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